○○中古PC購入計画〜2○○

今回は、前回購入した中古PC(TEAC T5166TW/EX)のCPU交換してパフォーマンスアップを狙おう!と言う趣旨で行きたいと思います。(^ ^)
WinChip2のベンチマークテストの結果やオーバークロック耐性も紹介したいと思います。

(注)クロックアップ(オーバークロック)は自己の責任で行いましょう。

◎CPUのリプレースでパワーアップ?!

IDT WinChip2の写真
既にショップから姿を消しつつある
IDTのWinChip2
近所に新しくオープンしたパソコンショップを見てきたのですが、ショーケースの片隅にWinChip2が値札も付けられず置かれているのを発見!

気になるお値段は、\5200 との事です
225MHzと言う動作クロックを考えると、決して安くはありませんが、「ここで買っておかないと一生手に入らないのでは?」と思ったりして、とうとう買ってしまいました。f(^ ^;

物欲ってほんとに怖いですね。(^ ^;;

MMXでないPentiumから下駄なしで交換可能なCPUと言えば、今ではこのWinChip(2)をおいて他に無いでしょう。
本当なら新コアのWinChip2A(RevA)、更に3.3V仕様のが欲しい所ですが、もう選べる状況ではなさそうです。

よく見ると75MHzとプリントされていますが、Asustek P/I-P55T2P4(Rev2.1)にベースクロック75MHzなんて設定はたぶん無いです。(T_T)
「でもまぁ、66MHzの3.5倍速(233MHz)位ならいけるでしょ」と余り気にしていませんでしたが、その後この考えは浅はかだったと言う事を思い知る事になります。(^ ^;

◎PentiumからWinChip2に乗せ換えて、起動!

まずは、クロック、倍率は、Pentium166(66*2.5)の時と同じ設定で、電圧だけVREにして起動してみます。
ところが何故か133MHzで起動してしまいます。

結論から言いますと、このWinChip2には、整数倍のクロック倍率しかないようです。
と言うわけで、66MHzの3.5倍速で233MHzなんて設定も出来ません。(T-T)

※RevAのWinChip2には、3.5倍速設定もあるらしいです。

◎WinChip2まさかの熱暴走?

仕方が無いので200MHz(66*3)にして、ケースを閉めてしばらく使っていると、Windowsの動作が不安定になってきました。
電源を入れなおすと、BIOSにはでたらめなCPUクロックが表示されてそのまま止まります。(T-T) どうも熱暴走のようです。

Pentium166に初めから付けられていたCPUクーラが、とても簡素な物なので仕方ないのかも知れません。
WinChip2自体、特に発熱が多いとか耐性が低いと言う事ではないと思います。

◎涙?のアップグレード断念

普通のCPUクーラを付ければ問題無く動作しそうですが、これ以上の出費は出来ないので、アップグレードを断念しました。( ; _ ; )
今考えてみると、定格以下の200MHz動作なら、CPU電圧はVREでない方が良かったのかもしれませんが、もう手元にないので試せません。

◎Pentium VS WinChip2

一応ベンチマークの結果を載せておきます。一部抜けている部分がありますが、これは単なる計測し忘れです。(爆)

    Pentium 166
(66*2.5)
WinChip2 200
(66*3)
WinChip2 240
(60*4)
HD BENCH ALL 4442 4726  
  CPU
(Integer)
6429 7537 9053
  CPU
(Float)
4786 5378 6460
FinalReality Overall 0.75 0.96 0.95
  2D 1.23 1.50 1.54
  3D 0.25 0.34 0.37
  Bus 1.62 2.14 1.94

HDBENCHのCPUのスコアは、WinChip2の整数演算が思ったほど速くないのが気になりますが、メモリリードや矩形描画はPentiumより有利なようです。
BIOSをアップデートしたり、WinChip2登場以降の新しいM/Bで測定すれば結果も違っていたのかも知れませんが、明らかなアドバンテージを期待していただけに、ちょっとがっかりです。

実際のところ、166MHzが200MHz、2.5倍速が3倍速になっただけでは、体感速度は殆ど変わらないです。
とは言え、MMXに加えて、3D Now !もサポートされるというメリットは捨てがたい感じもしますが…

最後に、クロックアップ耐性についてですが、240MHz(60*4)動作では、ケースを開けた状態でも、FinalReality測定後しばらくしてWindowsが異常終了してしまいましたが、ちゃんと冷却さえすれば実用使用可能な範囲とみました。
266MHz(66*4)ではさすがに、BIOS画面で止まりました。

 

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