没ソフト No.0003  「KOS選手権」(ゲーム)

        


<タイトル画面>
あまりに、しょぼしょぼで貧弱な画面に、ビックリされたのではないでしょうか?
これはもともと、MZ-80Kというパソコン用のゲームソフトとして作っていたものです。

メンバーの事情で、MZ-80Kを手放す事になり、このゲームも闇に葬られたのですが、名残惜しかった私は、その後プラットフォームをMSXに移し、開発を続ける事にしました。

    

「MZ-80K」では、カラーはもちろん、自由にドットを打つ事すら出来ませんでした。
そこで、あらかじめ用意された、グラフィック文字を並べて、絵を表現していました。

MSXでMZ-80Kの画面を再現する為に、わざわざ専用のフォントを作りました。


ゲーム自体は、ロープレの戦闘モードだけを取り出したようなゲームです。
今思えば、つまらないモノですが、ゲームデザインが相当古いので、仕方ない所です。
とは言え、「敵」ごとに戦闘メッセージが変わったり、こういったグラフィックスを果敢にアニメーションさせたりと、いろんな試みを盛り込んだゲームと言えるでしょう。

それでは実際に、ゲームの流れにそって、画面を紹介します。

まずは、タイトル画面です。

名前を入力している所です。
(左)キャラクターの特性を決める、「データー振り分け」をします。

(右)対戦相手と対戦場所情報。

(左)長い試合前の司会と解説が終わり、試合のゴングが鳴ったところ。

(右)プレイヤーが必殺技の「ダッシュこすり」を敵に食らわしたところ。

ゲームオーバーすると・・・

 

ストーリーの紹介

(オープニングデモより)


KOSとは、この様に相手の頭を「ガリッ」っとこすり、ダメージを与え、相手をダウンさせた方が勝者になるという、大変過酷な(マヌケな?)格闘技である。

そのKOS界の頂点に立つ男、つまりKOSチャンピオンの名は「ヒラン」!
彼の人間離れしたパワーと、生まれ持ったKOSセンスで、数多くのKOSラー(コスラー)達を、マットに沈め、全戦全勝の記録を誇る。

そんな「ヒラン」を目標に、黙々と、トレーニングを続ける、一人のコスラーがいた。
この作品は、新人コスラーが試合を通じて、次第に成長していく様子を描いた、感動の(?)のドラマである。


 登場キャラクターの一部 


◎プレイヤー
これが主人公です。
ほっぺの「アットマーク」が
目印。

◎ケレテス
ハングリー精神旺盛な
若きコスラー。
単に貧乏なだけという説も
ある。

◎かおなし
顔が無いのは、
作者の手抜きでは
ありません。(笑)

◎ダストス
回復力が高く
粘り勝つタイプ。

◎GEGE
野球選手からコスラーに転身した、
選手。

◎クーガー
空手で鍛えた、新人コスラー。

◎はげら
老後の趣味として健康を考え、
コスラーに
なったおじいさん。
その割に、異常に強い。

◎赤ヘル
フルフェイスのヘルメットを
被っている。

◎ダンサァ
ヒヨコを品種改良しコスラーに
仕上げた。
ブロイラーではありません。

◎たらちゃん
歩く時に音が鳴るので、
たらちゃんと呼ばれている
らしい。
真相は謎。

        

 

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